今37歳の私の15年も昔の新卒採用の活動について書きたいと思います。15年前というと今ほどではありませんが時代は就職氷河期とよばれていました。大手証券会社がつぶれてしっまた直後であり、時代には今ほどではありませんが、これからの日本に対する言いようのない不安感が漂っていました。それでも大学3回のおわりごろになると、就職情報会社からの雑誌が毎日山のように送られてきて、私の狭い部屋はそうした雑誌で足の踏み場もない状態になってしまいました。まだインターネットからの申し込みというものが一般的でなかったのでまずはその雑誌についているハガキをおくってエントリーするという感じでした。私も、手始めに20社ほどハガキをおくってみました。するとすぐにレスポンスがあった会社が何社かあり就職説明会に参加することになりました。就職説明会ではテストを受けるところもあれば履歴書だけの提出で終わるところもあります。
私は流通関係に行きたかったので大手百貨店などを中心に周ることとなりました。百貨店は当時も女性にはとても人気があり、ものすごい数の方がうけておられました。私も3次くらいまでは進むことができたのですが、グループ面接で落とされてしまいました。当時から百貨店不況は言われてましたので、なにか画期的な不況打開策のようなものをプレゼンできればよかったのかもしれません。就職活動を始めた時期は3回生の終わりごろからで途中3か月ほどたったときにストレス性突発難聴になってしまって耳が聞こえにくくなってしまったこともありました。それでも、理不尽な質問や扱いを受けたことありませんでしたし、周った企業も10社ほどと今の就活生に比べたらとても少ないです。結局4回の3月ごろに大手家具小売会社から内定をもらえて、そこで就職活動はストップしました。友人は今でいう看護師になりました。周りの人間は「癖があり、人間関係が大変」と言っていたので私は運が良かったのかもしれません。
今振り返ってみると、もう就職活動はしたくなかった、というのが正直のところです。今はその会社は結婚と同時にやめてしまいましたが、今の主人との出会いがありましたので、まあよかったのかな、という気はしています。15年前はメールで会社にエントリーというのは一般的ではなかったし、会社からの電話もすべて自宅にかかってきました。今のように情報がありすぎるのも大変だなと思います。それに、いつ会社からの連絡が携帯に来るかもしれないので本当に気が抜けないのだろうな、とおもいます。またSNSなどで自ら情報を発信していかないといけない若者はそれについていくのが本当に大変だろうなと感じます。
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